ギ タ ー 入 門 講 座 テ キ ス ト   
 


    ギター入門講座

      

2010年 所沢市 ラーク所沢にて
講師:石村 洋

1日目 2月19日() 19:0021:00


2日目 2月26日() 19:0021:00

3日目 3月 5日() 19:0021:00

4日目 3月12日() 19:0021:00


ごあいさつ

ギターは誰にも気軽に手に入れることのできる楽器です。けれども弾けるようになるのはかなり難しいと思います。手先を使い、頭を使い、感情表現の部分も使うのでボケ防止になると言われていますが、これは全く正しいと思います。ギターを習い始めの時期から、次第に熟練して来ても、難しいという実感にあまり変化はないようです。

そのため、ギターを弾く人はいつも楽器を取り扱うことにばかり気を取られてしまって、肝心の音楽のことを忘れてしまう人が余りに多いのだと思います。

これは、アマチュアの人のことだけを言っているのではありません。プロギタリストも、ある音の出し方が魅力的だから、スケールが驚異的に早いから、目にも止まらぬ早業で派手な弾き回しが出来るから、などということが持てはやされるので、楽器を取り扱う偏った能力を誇示することだけに甘んじてしまう人が、大部分を占めてしまうという悲しい現実もあります。

ギターは楽譜のドレミが読めて、それぞれの音がギターのどこを押さえてどう弾けば出せるか、それさえ判れば必ず弾けるものです。初級の人はギターがうまく弾けないのは指が速く動かない所為だと思っていますが、私の長年の教授経験によると、これは間違いです。うまくギターが弾けない原因は、主に自分が弾くべき楽器の場所をとっさに判断できないこと、これに尽きます。

ですので、この講座では、「楽譜を読んでギターを弾く」ということに重点を置いて進めて行きたいと思います。

味気なく、無味乾燥に感じられる練習もあるかと思いますが、何よりも音楽的な想像力を働かせて、その練習が皆さんの一人ひとりが演奏したい「自分の音楽」と直結している、その道筋をご自身で想像しながら練習してください。

                           石村 洋

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目   次

ごあいさつ

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 広告ページ3・・レッスン空き時間

1日目の予定
  ギターの種類・・・・・・・ 3
  ギターの歴史・・・・・・・ 4
  ギターを弾く姿勢・・・・・ 5
  指の記号・・・・・・・・・ 6
  右手と左手の構え・・・・・ 7
  チューニング・・・・・・・ 8
  アポヤンドとアルアイレ・・ 9
  弾弦の練習・・・・・・・・10
  押弦と弾弦・・・・・・・・11
  音階を覚えましょう・・・・11
  覚える 言葉 と 音・・・12
  メロディーの練習1・・・・13
    かえるのうた

2日目の予定
  復習
  メロディーの練習1・・・・13
    かえるのうた(復習)
   きらきら星
  春の小川
  第1ポジションのハノン・・14
    テンプレートを使って音探し
  メロディーの練習2・・・・15
    茶色の小びん
    音符の説明・・・・・・16



リズムの練習・・・・・・17,18
メロディーの練習3

   ドレミの歌・・・・・・・19
3日目の予定
  復習
シャープ フラット・・・・・20
メロディーの練習4
    ○○○○○・・・・・21
    ○○○○○・・・・・22
和音に親しむ

  コードダイアグラムの見方・・23
  コード伴奏・弾き語り
  さくらさくら・・・・・・・・24
  荒城の月
  雪山賛歌・・・・・・・25,26

4日目の予定
 復習
 コードストロークの練習・・・・27
 コード表・・・・・・・・・・・28
 楽譜でコード・・・・・・・・・29
 聖者の行進(メロディー)・・・30
 聖者の行進(伴奏)・・・・・・31
 聖者の行進(独奏)・・・・・・32
 添付の独奏曲




































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ギターの種類

  「ギター教室」「ギターってどんな楽器、どんな感じ、始めるには?」「より詳しい分類」
  をご覧ください。
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ギターの歴史

  「ギター教室」「ギターってどんな楽器、どんな感じ、始めるには?」
   「ギターのごく掻い摘んだ歴史」  をご覧ください。

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ギターを弾く姿勢



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  写真を取り直してから掲載したいと思います。

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指の記号

  写真を取り直してから掲載したいと思います。

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右手と左手の構え

  写真を取り直してから掲載したいと思います。

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チューニング



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先ず右手の指の使い方と指記号の練習です。指が使えなければ、ドレミは弾けないはずだから
ドレミを覚えるよりも、こちらが先になるのは当然だと思います。

ギター譜の補助記号



   弦 番 号 :@ABCDE
   左手の指番号:0(解放弦),(人差し指),(中指),(薬指),(小指)
   ここではフレット番号と区別して、1f,2f,3f,4fとも書きます。
   が、普通は小文字のfは省略します。
   右手の指記号:p(親指),(人差し指),(中指),(薬指)
   フレット番号:1F,2F,3F,4F,5F・・・とFの字を省略せず、必ず書いてください。


弾弦の練習

練習 1

イ @i

ロ Ai

ハ Bi

ニ Ci

ホ Di

ヘ Ei

練習 2

イ @a

ロ Am

ハ Bi

ニ Cp

ホ Dp

ヘ Ep

練習 3

イ @m

ロ @i

ハ @m

ニ @i

ホ @m

ヘ @i

練習 4

イ Am

ロ Ai

ハ Am

ニ Ai

ホ Am

ヘ Ai

練習 5

イ Bm

ロ Bi

ハ Bm

ニ Bi

ホ Bm

ヘ Bi

練習 6

イ @a

ロ @m

ハ @a

ニ @m

ホ @a

ヘ @m

練習 7

イ Aa

ロ Am

ハ Aa

ニ Am

ホ Aa

ヘ Am

練習 8

イ Ba

ロ Bm

ハ Ba

ニ Bm

ホ Ba

ヘ Bm

練習 9

イ Cp

ロ Cp

ハ Cp

ニ Cp

ホ Cp

ヘ Cp

練習10

イ Dp

ロ Dp

ハ Dp

ニ Dp

ホ Dp

ヘ Dp

練習11

イ Ep

ロ Ep

ハ Ep

ニ Ep

ホ Ep

ヘ Ep


練習12

Em

Ei

Dm

Di

Cm

Ci

Bm

Bi

Am

Ai

@m

@i

練習13

Ea

Em

Da

Dm

Ca

Cm

Ba

Bm

Aa

Am

@a

@m


練習14

@m

@i

Am

Ai

Bm

Bi

Cm

Ci

Dm

Di

Em

Ei

練習15

@a

@m

Aa

Am

Ba

Bm

Ca

Cm

Da

Dm

Ea

Em


習16〜練習20 はアルペジオ(分散和音)の練習です

練習16

Ep

Bi

Am

@a

Ep

Bi

Am

@a

練習17

Ep

@a

Am

Bi

Ep

@a

Am

Bi

練習18

: Ep

Bi

Am

@a

Am

Bi :


                                    繰り返して

練習19

:Ep

Bi

Am

Bi

@a

Bi

Am

Bi :




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次に左手の指使いと、指記号に慣れる練習です。

押弦の練習(押弦だけの練習です。音は出しません。)

練習20

@1F 1f

@2F 2f

@3F 3f

@4F 4f

@3F 3f

@2F 2f

@1F 1f

練習21

@1F 1f

A2F 2f

B3F 3f

C4F 4f

D3F 3f

E1F 1f

 


押弦と弾弦の練習

練習22

@ 0f m

@1F 1f i

@2F 2f m

@3F 3f i

@4F 4f m

22つづき

@3F 3f i

@2F 2f m

@1F 1f i

@ 0f m


ドレミファソラシド

練習23

ド D3F 3f

レ C   0f

ミ C2F 2f

ファ C3F 3f

ソ B   0f

2F B2f

シ A   0f

ド A1F 1f


※ おしゃべり

決まった音を出すために、先ず弾弦のための弦と右手指を決め、押弦する左手指を決めなければなりません。大変な作業です。それだけでなく、ギターでは同じ音を、平均3ヶ所で出せます。それぞれの音を押さえるための左手指は4本、弾くための右手指も4本有ります。

    3×4×4=48

たった一つの音を弾くだけでも、48通りの選択肢の中から最良の選択をしなければなりません。ギターを弾くとは、膨大な情報処理をすることだとも言えます。

指と弦の記号には大分慣れたことと思いますので、いよいよ楽譜を見ながらドレミを弾いてみましょう。

         音階を覚えましょう

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